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最近、読みたかった本を続けて読みました。 直木賞受賞作品、「蜜蜂と遠雷」です。 ピアノコンクールを舞台にした物語ですが、 まあ演奏の描写のすごいこと、すごいこと! 音も色もない文字だけのはずなのに、 演奏の迫力と曲の情景が広がって クラシック通でもない (正直に言うと、どんな曲かも知らない!) 私の心をぐいぐい揺さぶって、涙まで流させるのです。 ああ、面白かった! でも、こちらを愛読していたから感情移入がスムーズだったのかも! 「のだめカンタービレ」です。 カバーがよれているのは、愛読の証・・・。 ああ、のだめもコンクールで弾いたドビュッシーだな、とか 嫉妬にもだえながら弾いた「鬼火」だなとか。 さらに、こちらを読んでいたのも相乗効果でした。 ピアノ調律師が主人公の「羊と鋼の森」です。 「蜜蜂と遠雷」にもコンクールの調律師さんが登場します。 「羊と鋼の森」を先に読んでいたことで、 その仕事ぶりや演奏者に対する気持ちをすんなりと想像できました。 「あ~、友達に調律師がいるから、そういうのわかるわ~」 みたいな気持ち。 さらにさらに、偶然次に読んだ本も音楽家が主人公だったのです! 大人の恋と人生の選択を描いた、「マチネの終わりに」。 こちらはギター奏者の物語。 私のまわりにクラシックギターが奏でるバッハが印象的に流れます。 (そう、どんな曲か知らないのに聞こえてくるのです!) 今は便利な世の中なので、 どの作品を読んだ後にも むしろ読みながらにも youtubeで曲を検索して聴くことができます。 想像とぴったりきたり、意外だったり。 面白い発見がたくさんです。 今読み始めたこちらも、 きっと様々な音楽が流れるはずです。 ハードカバーは重たいけど、 読書は楽しいな。