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管理された離党劇

 民主党の小沢一郎幹事長の元秘書で政治資金規正法違反の罪で起訴された石川知裕衆議院議員が11日夕、民主党の離党届を提出しました。石川議員が最初に挙げた離党の理由は「党に対してこれ以上の迷惑をかけたくない」ということでした。そこには国民に対する率直なお詫びの言葉はありませんでした。
 一方、石川氏に先立って記者会見した小沢氏も「党をはじめ皆さんに迷惑を掛けたくないという気持ちだろう。素直に受理した」と話していました。しかも小沢氏は石川議員が起訴された事実について「実質的な罪ではなく、ミスで責任を問われた」と話すなど、再び挑戦的な発言が続きました。
12日は衆議院予算委員会で「政治とカネ」をめぐる集中審議が行われます。その直前の離党には政治的な臭いがプンプンしてきます。そして二人とも異口同音に「本人自身の決断」ということを強調していましたが、果たしてそうでしょうか。石川議員の保釈からこの日の離党届、記者会見までの推移を見ると、「管理された離党劇」に見えて仕方がありません。
 石川議員が離党届を提出したこの日は、たまたま鳩山由紀夫首相の63回目の誕生日でした。昼には歌手の和田アキ子さん、橋幸夫さん、タレントのうつみ宮土理さんが首相公邸を訪れて、誕生パーティーを開いていました。休日のプライベートタイムに何をやっても勝手かもしれませんが、もう少し置かれた状況を考えてほしいと思うのは私一人ではないはずです。この日の「民主党2トップ」の振る舞いはボディブローと同じで後になって効いてくるように思えてなりません。(了)
 


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