なんという事でしょうか…。
繰り返される報道を見て、その悲惨さ、その痛み、悲しみに、
ただただ言葉を失うばかりです。
今だかつてない重く深刻な事態が、
正直頭の中の理解を超え、自分の無力さを思い知らされています。
地震が起きた時は、住んでいる常陸大宮市もかなり揺れました。
遠くの杉山の花粉が地震の揺れで一斉に舞い上がり、
空が黄色く染まりました。
その後何日間か断水や停電が続き、
風呂に入れず真っ暗な夜を過ごしました。
しかしそれは、ただ生活が不便だっただけです。
雨や寒さをしのぐ家があり、食べたり寝たり出来るだけでも、
生きていられるだけでも、ありがたい事なのだと感じています。
甚大な被害を受けた地域の方々が、一日でも早く、
安全で暖かい日々を送れることを、
そして心の傷が癒えることを、願って止みません。
言葉で言うのは簡単かも知れないけど、でも、忘れないで下さい。
いま、誰もがそういう気持ちでいるはずです。
人間は自然の猛威の前には、あまりに脆く弱い生き物かも知れないけど、
そこから立ち直る強さと力を持っている。
それを信じて、必ずまた立ち上がれる日が来る。
そんな思いで、
誰もが応援しています。
誰もが心から祈っています。
どうかその祈りが、被災された方々に届きますように…。
蕾の時に折れてしまった梅の枝。
数日後、その枝の先に花が咲いてくれました。