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金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

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#13 ホームレスになった盟友からのエール

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福島県葛尾村の畜牛農家にて(筆者撮影)


こんにちは
金平です。みなさんGWはどのようにお過ごしでしたか?
いろいろなことが起きたGWでしたが、ぼくが最も驚いたことのひとつは
米軍特殊部隊によるビン・ラディン殺害でした。
僕が言いたいのは短い一言です。

「人を殺して歓喜する国民にはなりたくない。」

この社内ブログには書きたくないことは以下のブログに書いています。
時間があればご参照ください。

http://www.the-journal.jp/contents/kanehira2010/2011/05/post_6.html


4月27日に放送した『報道特集』のスタジオ部分の採録を以下に掲げておきます。

================================

あいさつ
金平:こんばんは、報道特集です。
   政府の原発事故対策を批判して辞任した内閣参与の一件が波紋を
   広げています。
   福島圏内の小学生らに対する被ばく線量の見直しが、学者の良心に
   照らして、受け入れ難いという言葉には大変な重みを感じました。
   福島原発関連のニュース、久保田さん伝えてください。

特集1「避難・・・葛尾村で失われていく命」CM前アバン フリ
金平:この後は、今日の特集、避難指示に翻弄される畜産の村からの
   報告です。

特集1「避難・・・葛尾村で失われていく命」リード
金平:皆さんは原発事故の影響で避難指示地域に取り残された家畜が次々に   死んでいくショッキングな映像をご覧になったかもしれません。
   福島県の葛尾村という村があります。
   この村は、今、村人たちの生活の柱である畜産業が存続の危機に
   直面しています。
   メディアからもほとんど取材の光が当たっていない村を
   この目で見てきました。

特集1「避難・・・葛尾村で失われていく命」受け
金平:日下部さんね、実は、今日、篠木牧場から巣立っていった競走馬が
   ですね、新潟競馬で出走したんですよ。
   その映像がさっき届きましたので、ちょっとご覧戴きたいんです
   けれども、「チャーミングロック」という、この8番のこの馬です。
日下部:ゼッケン8番ですね
金平:ええ、3歳馬ですけれども、篠木さんもこの活躍ぶりを見たいという   ことで、見に行ったということなんですけども、
   スタートはなかなか好調ですね、2番手にこう着けて、
   8番のチャーミングロックが着けていたのですけれど、
   結果は6着ということだったんです。
   篠木さんは、今後もですね、牧場から巣立っていった競走馬の活躍に   思いを馳せたいと語っていました。
日下部:私、昨日まで飯舘村のほうに取材行ってたんですけれども、
   この家畜とかペットの扱い、避難をどうするかは、非常に難しくて
   ですね、飯舘村でもまだ扱いが決まってない状況です。
   ただ住民の計画的避難については、どうも葛尾村とは対照的だなと
   思いました。昨日、村長さんもですね、住民に対する説明会、
   開いてましたからね。
   これ、金平さんも前からいわれる様にですね、
   この被災地間の情報とか支援の格差、これは、我々メディアの扱い方
   にも因るんですけれども、自治体自身の発信力によるところも多い
   と思うんですね。
   葛尾村の場合はですね、村の窮状というものを外に訴えようと
   することを、どうも諦めてしまっているんじゃないかと。
   動物もそうですけども、そういったものを言わない、言えない者が
   ですね、置き去りって、置き去りにしてしまう、ということになって   しまうんじゃないかなと感じるんですけどね。
金平:そうですね。
   松本さんも篠木さんも仰ってたのは、ずっと家畜の世話で
   自分の生活が成り立ってたんで、今は、こう、非常に、こう、
   空白というか、ポッカリ穴が開いたようだっていうことですね、
   一刻も早く、立ち直っていただければなという風に思います。
日下部:はい。

特集2「首相の盟友・・・ホームレス男性が」リード
日下部:次です。
   大震災が発生する前の今年2月、私たちは横浜で路上生活をする
   一人の男性に会いました。
   実は、このホームレスの男性、かつて、菅直人総理と政治行動を
   共にした、言わば、盟友でした。
   そんな彼が、どうして路上生活をするようになったのか。
   そして、3月11日の大震災がこの男性の人生をまた変えようとして   います。

特集2「首相の盟友・・・ホームレス男性が」受け
日下部:大震災を経験しなければ、たぶん、田上さんはまだ路上生活を
   続けていたんでしょうね。
金平:うん
日下部:ちょっと裏話をさせていただくとですね、私たちですね、
   この特集を3月12日に放送することを前提に取材をしてきたんです   けれども、3月11日の大震災によって、延期されたわけです。
   ところが、この大震災が、田神さんにとって大きな転機となり、
   従って、この企画の内容も大きく変わっていったわけですけれども、   いずれにせよ、この大震災がですね、我々、もう色んな人に及ぼした   ものの大きさというものをなんとなく実感させられました。
金平:そうですね。
   あの、田上さん、人との関りが持てることを絆と言うんですかね、
   そういうものを実感したって言うか、それを、こう、
   被災者とのかかわりの中で見出していったというのは、
   とても希望を感じるという風に私は思いましたですね。
   震災が起こる前はね、田上さんは、実は「官総理は潔く辞めるべき
   だ」ということを言っていたんですね。
   それが、今は、その、先程のVTRにありましたけど、
   「総理でいる間は、命を引き換えにしても結果を出すしかない」と、   エールに変わったというところに、非常に心を打たれましたですね。
   とかく、こういう事態になるとですね、利己的なあるいは党派的な
   立場から「菅下ろし」とかが始まりますね。
   田上さんのの言葉というのは、非常に長い友情の経験から裏打ち
   された、とてもとても重い言葉だという風に
   私は思いましたですけどね。
日下部:ね。
   菅総理、もし見てたら、どんな感想を持ってるんでしょうね。
金平:報道特集、では、また、来週。




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