プロフィール

プロフィール画像
金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

カレンダー

<<   2021年12月   >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近の記事

カテゴリ

このブログで使用したタグ

ブックマーク


#14 こころの糧(かて)としての太鼓

lXBPXf2bsw.jpg
陸前高田の和太鼓を愛する人々と

みなさん、こんにちは。
あっという間にGWも終わってしまいましたね。
休日の過ごし方も、3/11以前と以降でなんだか変わったように
感じるのは僕だけでしょうか。
それにしても日本人のDNAに伝承されている
和太鼓、演歌、お祭りのファクターって強いですよね。
AKB48とかって、全然、癒されないですよお。
やっぱ、八代亜紀とか千昌男とか小林幸子って強いわ。
あとは、和太鼓のあの下から突きあがってくるリズム感。
そして、
岩手県立高田高校吹奏楽部のProud Mary、いいよね!!!

lP7rcX1O1Y.jpg

==============================

5月7日OA スタジオ部分
●オープニング
金平)こんばんは、報道特集です。岩手県の陸前高田市に来ています。県内ではもっとも甚大な、壊滅的な被害を受けた場所です。ご覧のように私の後ろには一面がれきの被災地の荒野が広がっています。まだ瓦礫の処理が全く手付かずの場所も数多く残っています。震災からまもなく2ヶ月がたとうとしていますが、今日はこの陸前高田から、あえて被災者たちからの復興に向けた力強いメッセージをお伝えしたいと思います。
東京のスタジオの日下部キャスターにお返しします、日下部さん。

日下部)はい、私もビンラディン殺害でパキスタンを取材し、今朝、日本に戻って参りました。こちらのほうも特集でお伝えしたいと思います。まずはニュースです。

●特集1リード
日下部)特集です。2001年9月の同時多発テロから10年になろうとしている節目の年に、テロを首謀したウサマ・ビンラディン容疑者が潜伏先のパキスタンでアメリカ軍によって殺害されました。10年にわたるアメリカの追跡劇に終止符を打った作戦の内容が徐々に明らかになっています。しかし、ビンラディン容疑者の死によって、テロの連鎖を断ち切ることはできるのでしょうか?

●特集1受け
日下部)久保田さんね、私現場に行って非常に異様に感じたことが二つあって、ひとつはVTRにあった建物の異様さ。もう一つはこのアボタバードという町に行くとわかるんですが、非常に軍の施設が集中した町で軍の町とも言われているんですね。その町で、ですね、事前通告もなしに外国の軍隊が軍事行動を行うことの異様さ。まぁアメリカは事前に情報が漏れることを避けたかったといってます。一方でパキスタンは当然のことながら主権を侵害されたと反発して反米デモも起きている。まぁこういった足並みの乱れ、不信感が、ですね、テロリストたちに付け入る隙を与えてるんじゃないかと感じました。
久保田)決してこれで終わりということではないのですね。
日下部)そうですね、ビンラディン容疑者は死んだんですけれども、彼の思想はネットなどを通じて世界中に広まっているんで、残念ながら報復テロっていうことが起きる可能性が高いと思いますね。ただ一方で、このビンラディン容疑者は民主主義を否定して、現状打破にはテロしかないんだといって若者たちアルカイダに引き入れたと。でも今、中東の国で起きていること、これは民主革命ですよね。だから今若者たちはテロじゃなくても、テロを使わなくても現状は打開できるんだということを身をもって示している。ここに私は期待したいと思います。
さて、次の特集は岩手県陸前高田からです。

●特集2リード
金平)はい、再び岩手県の陸前高田市です。気仙成田山という高台のお寺にいます。ここは海からほぼ2キロくらいの地点ですけど、この真下にまで津波は襲ってきました。一面に荒野が広がる中で、時折カモメの鳴く鳴き声がこちらまで伝わってきます。
ここにあります太鼓は津波に流されたものです。ごらんのように表面は傷だらけになっています。町の人たちが瓦礫の中から必死で探し出してきてここに集めてきたものです。被災した人たちにとって、太鼓というのは特別な意味があります。この町にとって、この町の被災した人たちにとって、本当に必要なものは何なんでしょうか。復興への歩みを追う中で、その答えの一つが見えてきたように思えました。

●特集2受け
金平)再び気仙成田山のお寺です。今あちらで地元の人たちが津波を生き延びた太鼓を使ってライブ演奏中です。
(よい、よい、よいさ~ 太鼓♪)
金平)え~っとすごい迫力ですね。今VTRの中でもご紹介したこの地区のリーダーで、区長さんをしている菅野剛さんにお話をお聞きします。いや~、すごい迫力だったですけど、菅野さんにとって太鼓の魅力ってなんですか?
菅野)そうですね、周りを気にせずにただ楽しく夢中になれるということですね。
金平)自分のために?
菅野)そうですね、気持ちがグーンと高まって。
金平)あのね、法被にも書かれてる「ケンカ七夕」っていうのがありますけど、これはどういうお祭りなんですか?
菅野)きれいに飾った山車と山車をぶつけ合うという激しいお祭りですね。
金平)8月7日ですよね、毎年?
菅野)そうですね、8月7日。ずっと雨が降っても槍が降っても、8月7日には、やるということです。
金平)あと3ヵ月後ですけど、今年はどうでしょう?
菅野)今年はぶつけることはできないかと思うんですが、せめてこの太鼓と、できれば映像とで何かイベントをやりたいなと。で、ぜひ来年には復活させたいと思っています。
金平)いろんな方に、この陸前高田のお話をお伺いすると、みなさんとっても郷土愛が強いというかね、この土地の魅力っていうか、なんですか?
菅野)そうですね、ここは海と山と川と、いろんな自然の恵みがありますし。それから人と人とのつながりがね、すごくいいんですね。で、こういうお祭りがあって、非常に気持ちのいいところですね。
金平)今、太鼓をたたいてた地元の高校3年生の小林敬正さんですよね、どうですか?
小林)やっぱ楽しんでたたくことができます。
金平)高校3年生というとですね、そろそろ進学のこととか考える時期ですよね?小林さんは将来に対して夢を持ってますか?
小林)将来は医者になって、で、このふるさとの病院に戻ってきて地域のために働ければいいなと思ってます。
金平)震災が起きる前からの希望だったんですか?
小林)起きる前です。
金平)震災が起きて何か変わりました?
小林)震災が起きてから、この地に戻ってこなきゃなんないなって、もう自分の中で「決意」に変わったというのがあります。
金平)なおさらその思いが強くなったということですね。
菅野さん、いろんな方にお聞きして、「心の糧」っていうようにおっしゃる方がたくさんいたんですけど?
菅野)そうですね。心のつながり、「心の糧」、心で人と人とがつながっていると。震災後でもずっと同じ心のつながりで生きて・・・番組終了。



この記事へのコメント
印は入力必須項目です。
名前
コメント
画像認証 :

表示されている数字を半角で入力してください。