プロフィール

プロフィール画像
金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

カレンダー

<<   2021年12月   >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近の記事

カテゴリ

このブログで使用したタグ

ブックマーク


#16 政治のメルトダウン

お久しぶりです! しばらく、このブログを更新するのをさぼっていたら、日本の政治状況がますます行き詰まって、菅政権が倒れることになってしまいました。政治家個人に対する評価は人それぞれでしょうが、この間の政治ショーをみていると、ますます品位というか品性が欠落して、まるで子供の喧嘩のような惨状ですね。大震災、原発事故という「国難」のさなかに、国のリーダーを交代させたことの評価は、歴史に仰ぐしかないのでしょうが、日本という国家の転落の象徴的な出来事にならなければよいのですが……。この間、更新できなかった分の掲載はゆっくりとやっていくことにします。今回は、6月4日放送の政局に関する特集と、行方不明の孫を探し求める被災者の姿を追ったリポート分のスタジオ部分を掲載しておきます。

==================================
冒頭あいさつ
金平:こんばんは。「報道特集」です。
  菅内閣不振任案をめぐるドタバタ劇のうんざりするような第2幕が続
いています。菅総理から退陣の約束を取り付けたキーマンの一人鳩山前総理にいったい何があったのかを直接聞いてきました。
  後ほどの特集でご覧ください。
  それでは、これまで入っているニュース、久保田さん。

特集1「退陣カードの裏側・・・鳩山氏激白」リード
金平:特集です。菅総理の曖昧な退陣表明の後いったいいつ辞めるのかで混乱が広がっています。
こうした中、不振任案否決の後、菅総理をペテン師まがいとまでこき下ろした鳩山前総理が「報道特集」の取材に応じ約束の中身について詳細に証言しました。

特集1「退陣カードの裏側・・・鳩山氏激白」受け
日下部:金平さん。私はね、この不信任騒動の国会中継をですね、陸前高田市の避難所で見ていたんですけれども、これ私の印象ですけれどもね。
見ていて何か3月11日以前に引き戻されたような、3月11日以前の国会中継を見ているようなそんな気持ちになりました。

日下部:私の周りにはですね、3月11日以降、その日その日をね、必死に生きぬこうと避難している方々がいる。
  そして、街にはまだ瓦礫が堆く残っている。そういう場所でですね、
見てますとですね。永田町と被災地の隔たりの大きさ。そういうものを本当、強く感じました。

金平:そうですね。ご紹介できなかったんですけど、ジェラルド・カーティス教授が言っていたんですけどね。日本の政治っていうのは、ものすごく逆に国民に甘えてると。被災地なんかを見ると、自分たちでちゃんと秩序を守ってね、やってるじゃないかと。そういう国民の意識の高さっていうのは、逆に日本の政治家をダメにしてるんだ、と。被災者を政争の愚にするなっていうふうにものすごく怒ってましたですけれどもね。

金平:それにしても、一連のドタバタ劇を見て、うんざりした人とか有権者もそれから視聴者も我々も、もう本当にこんなこと今やっている場合かというような、そういう思いというおものがあると思うんですけれども、総理というのは、国権の最高責任者ですよね? 最高権力者ですから、いったん「身を引く」というふうにですね口にした以上は、必ずレームダックになっていくという運命があるんですね。それが、長く続けば続くほど、つまり「政治の空白」が生じてしまうと。ですから、私はこの際、菅総理に申し上げたいのは、ここは潔く身を処していただきたいと。そうでなければ、政治不信っていうのがいっそう広がっていったい何のための政権交代だったのかというようなですね、そういう時代まで逆戻りせざるを得なくなると。菅総理自身もそのことは、私はわかっているというふうに信じたいです。

特集2「孫の姿を探し続けて・・・祖父の悔恨」リード
日下部:次の特集です。まず、こちらの数字をご覧ください。8281人。
  この数字は、東日本大震災で未だ行方不明となっている人の数です。3ヶ月近くたった今も阪神大震災の死者およそ6400人をはるかに上回る方が、行方不明のままです。孫の行方を今も捜し続ける祖父の姿から被災地の現実を追いました。

特集2「孫の姿を探し続けて・・・祖父の悔恨」リード
金平:日下部さんね。今度の東日本大震災の大きな特徴というのは、阪神大震災なんかに比べて、行方不明者の数がとても多いことですね。今現在でも、8281人ですか。それが大きな特徴となっていて、特に陸前高田は、日下部さんも行ったし、僕も行ってみると、壊滅的な被害を被ったところでしたね。それと、その陸前高田の場合、津波で砂が1メートル以上積もってですね。堆積して、その下から、遺体が見つかるといううようなケースもあるということで、時間が経つに従って、ますます収容作業というのが困難になってきているという話を聞きました。

金平:それから、ここに出てきた村上さんがそうであったようにですね、生き残った人も、生き残ってしまったことの悩みと言うんですか?罪悪感っていう「サバイバーズ・ギルト」というふうに言われていますけれども、そういう人の心のケアっていうのはですね、ますます必要になってきているという話しを聞きます。

日下部:祐太君のお母さん真奈美さんもですね、息子が息子を助けられなかっと悩んでいる一人ですけれども、今回取材を受けた理由についてこう語っています。「6歳でこのようなことになり、祐太のことをみんなが忘れてしまうのは悲しい。生きていた証を残してもらいたいと思い取材を受けることにした。」残された家族にとってですね。今も、震災は終わっていないということなんですね。

金平:このことをですね、永田町の政治家たちもきちんと受け止めてほしいと思います。
「報道特集」では、また来週。





この記事へのコメント
印は入力必須項目です。
名前
コメント
画像認証 :

表示されている数字を半角で入力してください。