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金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

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#34 はや1年。 

こんにちは。
日下部キャスターと僕がこの「報道特集」に加わってからもう1年になってしまいました。月並みですが、あっという間でしたね。その間の出来事としては、「3・11」が圧倒的です。その激越なる巨大さ・深甚さゆえに、僕らはまだあの出来事の意味をきちんと位置付けできないでいるのではないか。にもかかわらず、僕らの国の大勢は、復興、復旧がそれなりに進んでいるようなふりをしているのではないか。とりわけ、原発事故については、根源的な思考を迫られているにもかかわらず、そこから逃げている部分があるのではないか。そういう思いを日に日に強くしています。

10月1日の放映のスタジオ部分を採録しておきます。暴力団排除条例をめぐっては、かなり危険な要素を含んだものだと個人的には思いました。みなさんはどのようにお考えでしょうか? これからいろいろな局面で、この条例に関連した事象が起きるでしょう。それを注意深くみていきたいと思います。

放送終了後、羽田に直行し、沖縄の那覇行きの最終便に飛び乗りました。写真家の東松照明さんの写真展にゆくためでした。沖縄は遠くて近い。深くて懐かしい。来年は復帰40周年です。
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那覇の酒場にて。

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冒頭挨拶:
金平:こんばんは、「報道特集」です。今日から10月です。
原発事故の余波で電気料金や乳製品の値が上がるというのはあまり嬉しくないニュースですけど、福島にフラガールが戻ってきたというのはちょっと良いニュースですね。
それではさっそく今日のニュースです。

特集1 リード:
金平:島田紳助さんの問題で注目されご存知の方も多いと思いますが、
今日から東京と沖縄で暴力団排除条例が施行されました。最大のポイントは「市民を巻き込んだ形で」ということです。条例の狙いと危うさの両面を取材しました。

特集1 受け:
日下部:取材した北九州のケースですが、この場合は住民と行政と警察が一丸となって暴力団事務所を移転させたのですがが、このケースについてだけみても、報復と見られる発砲や襲撃事件についてはいまだ未解決のままです。そういう意味では暴力団排除運動というのはまだ緒に付いたばかりということで、住民にとっては、依然として切実な問題です。一方、暴力団の方ですが、どんどん精鋭化して手段を選ばないし、一般住民を巻き込むことも辞さないと。VTRの中で警視総監が条例について<警察vs暴力団>だった構図を<社会vs暴力団>に発展させると言っていましたが、そう言った以上は、いかに住民を守るか真剣に取り組んで欲しいと思います。
竹内:<社会vs暴力団>という話がありましたが、一般市民にとっては、暴力団との密接な交際を絶つといっても曖昧な部分も多いですし、企業などでも、研修もあるようなのですが、逆に付き合いが無い人のほうが戸惑ったり不安になる部分もあるんじゃないでしょうか。
金平:そういう曖昧さやグレーゾーンはこの規定の施行にあたって随分問題だと思うのですが、まぁ劇薬ですね。「劇薬の副作用」というのが市民生活に凄く影響が出てしまう恐れがある。市民の側の過剰反応も問題なにるかなと・・・。さきほどVTRに出てきた西村さん・・・露天商の人を見ていて、私は「フーテンの寅さん」を思い出しました。過剰反応して「フーテンの寅さん」まで取り締まるみたいなことにならないように祈っています。

特集2 リード:
日下部:まずこの写真をご覧下さい。これは宮城県石巻市にある2つの集落の震災前の様子です。住宅や田んぼも見られます。しかし震災後は、ご覧のように、津波によって全てが流されてしまっています。住民は故郷だけでなく、住民同士のつながりさえ失う集落消滅の危機に瀕しています。こうしたなか、集落の生き残りをかけ立ち上がった住民たちがいます。

特集2 受け:
日下部:考えてみると、この海は集落から全て奪ってしまったわけですが、今、集落の人々は同じ海に集落の再生を託している。自然と人間の切っても切れない関係を改めて考えさせられました。それにしても漁を始めた時の人々の笑顔がたくましい、印象的でした。
竹内:仮設住宅の皆さんの嬉しそうな表情も印象的でしたが、三浦さんたちの本職は、養殖ということで、長期的な復興には相当な資金が必要だそうですが、その前にまず仕事を始める環境整備も必要なんですね。
金平:どう環境整備していくかについては、すごく大きな考え方=構想がVTRにもありましたが、「水産業復興特区構想」というのを宮城県の村井知事が出しているんですよね。取材した河北ディレクターに話を聞いたのですが、これに対して漁師さんたちは非常に冷ややかな反応で、自分たちは漁師としてリスク・・・(冒険という言葉を使ってましたが、)リスクを背負っても海から得られる喜びというのがとても大きいので、サラリーマン化した漁師のような位置は自分たちの目ざす所ではない、と言っていたそうです。ですから、知事の考えと漁師さんの笑顔の間にはギャップがあるのですね・・・。漁師さんたちの気持ちを汲みながら、計画や復興が進んでいけばいいのになあと、見ていて思いました。
日下部:VTRの中でも「飛び越した話はいいから、普通に戻してくれ」って漁師さんの声がありましたね。
竹内:印象的でしたね。以上、特集でした。

エンディング:
金平:日下部さんと僕が「報道特集」に加わってから早いものでもう1年が経ってしまいました。
日下部:本当に光陰矢のごとし。あっという間でしたが、相変わらず堅さが抜けないというか・・・
竹内:そうですか?この1年で大分仲良く(笑)早いというか、time fliesとも言いますけどね。
金平:岡村さんが一番、長い。
岡村:そうですね。もう4年になりましたね。それこそあっという間ですね
金平:光陰矢のごとし。「報道特集」来週は通常通り5時30分からです。
それではまた来週。



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