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金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

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#207 中国における反腐敗運動について

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人のふり見て我がふり直せ。先人たちはうまいことを言っていたものです。日下部キャスターの全人代報告で興味深いのは、カネ、不正蓄財をめぐる政治家や官僚ら権力者たちの腐敗や、女子アナとの不倫スキャンダルなどが、民間の調査によってどんどん告発され、いわば民の声によって、粛清・浄化が進んでいる実態でした。中国も大変なことになっていますが、翻って僕らの国を見ると、似たようなことがありますよね。政治とカネをめぐる献金疑惑が国会で連日取り上げられました。その釈明は十分に納得の行く説明ではありませんでした。どこかの政務官が不倫現場を週刊誌に暴かれたりしていましたが、いつのまにか沙汰やみです。スキャンダル情報は一瞬で消費されておしまい。その結果なんにも変わらない。ということは中国の方が幾分かマシなのでしょうか、と思ってしまうくらいです。そんなことはないと信じたいのですが…。1強多弱の政治がいかにやりたい放題になってしまうか。冒頭の教訓を繰り返せば「人のふり見て我がふり直せ」。
地下鉄サリン事件から20年。このことを書き出したらとてもこのブログ欄ではおさまりきらないでしょう。今回放送したのは、膨大な事件の全体像のひとつの部分にすぎません。今後も取材は続きます。
3月14日放送のスタジオ部分を再録しておきます。
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3月14日 OA 「報道特集」 スタジオ部分
【OP挨拶】
こんばんは、「報道特集」です。
私のような世代の人間にとっては、鉄道は本来、地域の人とモノの流れの中心になっていたものでした。
都会のためではなく、どうか、地域そのものの活性化に繋がってほしいと思いますが、さっそく金沢駅の様子を
伝えてもらいます。須田さん!(中継へ)

【特集ふり】
金平:特集は中国での汚職摘発の実態に迫ります。
小林:「トラもハエもたたく」として習近平政権が進める汚職撲滅、その背景は何なのか。
   日下部キャスターが取材しました。

【特集1リード】
金平:中国では日本の国会にあたる全人代が開かれています。
そこでの最大のテーマの一つが「反腐敗運動」ですが、北京にいる日下部キャスターにさっそく伝えてもらいます。
日下部さん!
【日下部キャスター北京中継】
全人代が始まってから北京、非常に良い天気が続いていたんですけども、今日は非常にかすんでいる状況です。
北京では青空が広がるとそれがニュースになるくらい空気の汚れが深刻なんですけども、市民が関心を寄せるもう一つの
汚れがあります。それが政治化や官僚たちの腐敗、汚職問題です。
全人代では毎回のように汚職追放をさけんでいるわけですけれども、根絶とは非常に程遠い状態にあります。
私も実際、中国の現場を歩いてみて、腐敗の蔓延ぶりに驚きを禁じえませんでした。
ご覧ください。

【特集1 受け(中継)】
日下部:再び北京です。我々外国メディアは、この中国の腐敗問題について、とにかく、権力闘争に重ねて説明することが多いんですけども、取材してみて感じたのは、もはや権力闘争という次元をはるかに超えているんじゃないかと。それだけ、利害関係というのは複雑に入り組んでいるし、汚職の根というのは非常に深いと思います。
たとえばですね、かつて最高指導者の一人だった周永康氏ですけども、彼の場合一族を含めて、押収された資産、これがですね、今のレートで言うと、1兆8億円と、途方もない額なんですね。
歴史を紐解きますと、中国というのはこれまで、汚職、腐敗によって、いくつもの政権、王朝が倒れてきた。
まあ、習近平主席もですね、かつてないほどの危機感を持って、この問題を取り組んでいるんだと思います。
金平:それにしても日下部さんね、人民監督網という民間の腐敗監視活動ですけども、まさに体をはった活動という風に言えそうですね。
日下部:そうですね。VTRで紹介した朱さんですけども、これまでに100人もの役人や官僚の不正を暴いてきました。
こうした民間の監視が出来る。その背景にはネットの進化があると思います。朱さんの場合ですね、万が一にそなえて、自宅には
5台もの監視カメラがあります。そして盗聴に備えて、5台の携帯電話を使い分けています。ただ何が一番朱さんの身の安全を守っているかというと、瞬時に情報を数千万、あるいは数億人の人と、共有できる、ネットの力。これが一番大きいんじゃないかと感じました。以上、北京からお伝えしました。

【特集2 リード】
小林:地下鉄サリン事件からまもなく20年となります。事件にかかわった捜査員が始めてカメラの前で語りました。
サリンに直面した瞬間、そして、実行犯が自白した瞬間、あのとき何があったのでしょうか?

【特集2受け】
小林:取材に当たりました 武石記者です。
地下鉄サリン事件ですが、今でも後遺症に苦しんでいる方もいらっしゃる中で被害者からはこの事件は防げたんじゃないかと
そういった声も上がっているそうですが・・・・
武石:実は、警察は事件が起きる4ヶ月も前にオウムがサリンを製造しているということを掴んでいたんです。
94年の6月に松本サリン事件が起きます。そのあとに95年の3月に地下鉄サリン事件が起きるんですが、その4ヶ月前、
94年の11月16日にオウムの拠点がある上九一色村の土からサリン残留物が検出されます。
ここで、サリンの製造が濃厚になりまして、12月中旬に警察庁は上九一色村の拠点に強制捜査をすることを実際に検討していたんですね。それがなくなりました。最近になりまして、当時の警察庁の刑事局長がこの時捜索していれば事件を防げた可能性があるということを初めて明らかにしています。しかし、どういう話し合いがあって、誰が捜索をしないという判断に至ったのか、まだ明らかになってません。
金平:その流れでいうと、私たちの「報道特集」は去年の6月に松本サリン事件の当時の捜査一課長がですね、信越放送(SBC)のインタビューに答えて、事件の捜査の実態を語ったというのがありましたですね。で、その時には、松本サリン事件の翌月にはオウム真理教に結びつく端緒を掴んでいたということをですね、言っていたってことを考えると、まだまだ、この戦後史の中でも突出して奇怪な事件の未解明部分は多いと思うんです。ところが、この事件が20年の歳月を経て、風化しているというような声も聞かれるんですけども。
武石:今回取材しまして、当時事件にかかわった捜査員の中には体調を崩してたり、あるいは亡くなってしまったりした方がたくさんいました。警察官の中にも事件をしらない人が増えています。一方でオウム真理教の後継団体なんですけども、事件を知らない世代を勧誘のメインターゲットにしています。勧誘の中で、地下鉄サリン事件はオウムが起こしたことじゃないと説明したケースがあると聞いています。
金平:つまりこの事件の風化ですね、歳月の経過の中で、だんだん、捜査をした側も、された側も風化していって、事件が、忘れ去られていくようなね、そういうことには決してなってほしくないという風に私も思いますね。
私自身もこの事件の取材にかかわったっていうことを考えるとですね、絶対風化させてはいけない事件だと思いますね。

【先週の訂正】
ここで訂正です
先週の放送で、福島県大熊町の大野駅の空間線量をお伝えした際のてろっぴの表記に誤りがありました。
正しくはこちら、7μsv/h(マイクロシーベルトパーアウア)です。訂正してお詫びします。

【エンディング】
小林:サッカー日本代表のハリルホジッチ新監督誕生となりましたけども、林さん、この方は非常に規律を重んじる人物だと聞いていますよ。
林:そうなんですよね。規律をかなり厳守させて、ハードワークでチームの献身を求める手法を、とるそうなんですけども、
練習に遅刻した主力選手を容赦なくベンチ外にしたりですとか、選手が一人ひとりに私にうそをつくな、なんていうようなことも
言うそうなんですけども。一方で、一対一で話し合って、信頼関係を結ぶことをこの好むそうです。
金平:なるほど。ボスニア・ヘルツェゴビナという旧ユーゴの出身で戦争を知っているんですよね。戦争に比べればサッカーができることがどれくらいすばらしいことかっていうのを知ってる人なんですよね。
「報道特集」では、また来週。



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