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金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

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#231 身近な信頼性が揺らぐ時代

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この日のオンエアは一時間も早い午後4時半からでした。日本シリーズは偉いのです。
横浜のマンションが傾いた問題、実に身近というか、実は僕も日下部キャスターも、横浜市内のマンションに住んでいるので、関心がひょっとして他の人よりは高いかも知れません。欠陥や偽装が放置される建設現場の構造的な問題の方が、個人責任よりももっと深刻な問題だと思います。24日のスタジオ部分を再録しておきます。
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2015年10月24日 スタジオ部分
あいさつ
金平)こんばんわ。「報道特集」です。いつもより1時間早いスタートです。
傾いたマンションと配布の始まったマイナンバー。
私たちの生活に密接にかかわるテーマを今日は特集でお伝えしますが、続いてはこちらのニュースです。

特集1ふり
金平)このあとは傾いたマンションをめぐる問題。
小林)杭打ち工事のデータを改ざんした施工管理者が関与した物件は全国で41件に上ることがわかりました。

特集1リード
金平)特集です。横浜市内のマンションが傾いた問題で、杭打ちデータを改ざんした施工管理者が
過去10年に関与したのは、全国の学校やマンションなど、41件に上っていたことがわかりました。なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか。
建設業界の抱える課題と住民の声を取材しました。

特集1スタジオ受け
小林)旭化成建材が杭打ち工事を施工したのは全国で3040件、そのうち問題の施工管理者が関与したのは41件あるそうなんです。当初、旭化成建材の立場としましては、施工不良の疑いが強まる段階になるまで住民ら達には通知しないという立場でした。ただ国土交通省としては「住民達の不安を解消するのが先だろう」ということで、自治体に通知するよう指示しまして、まさにその通知がはじまっているという段階なんです。
日下部)私が北京に住んでいたとき、震度2、せいぜい3くらいの地震、日本ではよく起きているような地震だったんですけど、非常に恐怖を感じました。それは地震に対する恐怖じゃなくて、この建物が持つかなという恐怖。日本人というのは、それだけ日本の建物に対する信頼感は大きいと思うんです。今回のケースも、住民だけじゃなくて、いろんな日本人がショックを受けたと思うんですけど、今後建て替えたや補償の話に移っていくと思うんですけど、私もマンションに住む者の一人として思うのは、私たちが建物に託した信頼と失ったものの大きさ。それを業界の人々には改めてかみしめていただきたいということです。
金平)今回、横浜市都筑区の傾いたマンションの着工されたのが2005年。2005年に先ほどVTR出てきた、耐震強度偽装事件が発覚して、構造計算書を偽造した一級建築士が刑事責任を問われるということがありました。ということは、一部の現場のレベルかも知れませんけど、事件の教訓が全く生かされてなかったんじゃないか、そういう思いが残ります。
もうひとつ、管理組合みたいな形で住民をまとめていくことの重要性。とても難しいことになっていて、問題のマンションではすでに10回以上説明会が開かれていて、これ、その議事録なんですけど、夕方7時ころから始まって夜中の12時半くらいまでずっと続いていて疲労困憊している。
売主や販売側は、弱い立場の住民の人たちに対して誠実に対応していただきたいと思います。


特集2リード
日下部)国内に住むすべての人に12桁の番号を割り振る「マイナンバー」の配達が始まりました。
民間と連携し、過去に例のない広い範囲での利用をめざすものですが不安の声あがっています。
すでに番号制度があり個人情報の大量流出に見舞われた韓国での取材も合わせてご覧ください。

特集2 受け
小林)日本のマイナンバー制度の関係者によりますと、韓国に比べて高いセキュリティがあるから番号の流出もカードの偽造もなりすまし被害も起きない、と説明しているんです。ただ、万が一のことを考えたときに、自分の情報のどの部分がどこにまで流出するのか、それすらわからない、ということが不安だと思ってしまうんですが、韓国はいかがでしたか?
日下部)韓国の場合は50年前も前からあるカードシステムで、その性格を変えたのはネットの普及だと思うんですね。韓国の人はどちらかというと、走りながら考えるというタイプの人が多いから、とにかく便利だ便利だと、番号が使える範囲がどんどん広がったわけです。ところが利用価値が高まればそれだけ狙われるということで、それが大量の情報漏えいを生んで、いまや大統領の個人番号さえみんな知っていると、そんなジョークが飛び出すほどの状態。そこで韓国政府はとにかく公的な利用だけに制限しよう。つまり、本来の姿に戻そうと一気に舵を切ったという現実なんです。確かに韓国のシステムは古くて、安全性に問題があったんですけど、日本の政府や自治体も安全性や利便性ばかりを強調するんじゃなく、韓国の失敗から学ぶこともかなりあると思うんですけどね。
金平)VTRのナレーションで「これまでばらばらに管理していた個人情報を一元的に管理できるようになる」。これを聞いて、おそらく日本人の中には「便利になる」という人と、「怖いな」「なんか不安だな」と思う人にはっきり分かれるんじゃないかという気がするんです。「管理する」の主語は何かというと、行政だったり、お役所だったり、国だったりするわけでしょう。そこに対する信頼みたいなものがないからきっと不安に思って「漏れちゃったりするんじゃないか」ということがあるんじゃないかと。
いろんな情報がここに紐付けされることによって、情報漏れの話が危惧されていますけれども、そもそもこれほど広範囲な個人情報を一元的に管理することがいいことなのか悪いことなのかという論議が飛んじゃっているんじゃないかという気がするんですけれどもね。

エンディング
上村)もちろん試合も楽しみなんですけど、今日は地元福岡出身でラグビー日本代表の五郎丸歩選手が始球式を務めるんです。そちらも楽しみです。
小林)ラグビーで培ったパワフルな投球が見られる可能性もありますね。是非みたい。
金平)「報道特集」、また来週。





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