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金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

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#232 盲ろうの子どもたちへの教育

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「報道特集」には河北ディレクターという人がおりまして、なかなか個性的な特集を作り続けています。シャイな性格ゆえからか、決してスタジオには出演してくれません。彼がこれまで4回にわたって「報道特集」の特集で紹介してきた「盲聾者」の世界。見るたびにこちらの側の閉ざされていた何かが開かれる思いがします。神は細部に宿りたまいき。盲聾のこどもの手が動いてコミュニケーションをはかろうとした瞬間、啓示のようなものをみたように思ったのですが、それは僕の勝手な思い込みかもしれません。10月31日の放送のスタジオ部分を再録しておきます。
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報道特集 10月31日OA スタジオ部分
<あいさつ>
金平:こんばんは。「報道特集」です。
   「一億総活躍社会」が言われるなか、
私たちの社会の中で最も困難な立場にいる弱者
の現実をみますと、そんなスローガンも虚しく聞こえます。
今日の特集を是非ともご覧いただきたいと思います。
続いては先ほど入ってきたニュースです。

<CM2前 特集1のふり>
金平:このあとは特集。南沙諸島にアメリカがイージス艦を派遣しました。
小林; 米中両国の思惑を探りました。緊張はこのまま続くのでしょうか?

<特集1 リード>
金平:特集です。中国が人工島を建設中の南沙諸島にアメリカがイージス艦を派遣しました。中国はなぜ海洋進出を急ぐのでしょうか。その背景を探りました。
<特集1 受け>
小林:まずはこちらをご覧いただきたいんですが。これは日米の防衛政策なんです。日米の軍事力防衛力が、中国の軍事力よりも大きくならなければならない、というんですが、これを保つために日米としては、フィリピですとかオーストラリア、またインドとも共同の訓練を行っていまして、また自衛隊は集団的自衛権の行使を先取りするような訓練をおこなっていると。そういった図式になっているんですね。
日下部:南シナ海をめぐる状況がね、新たな段階に入って緊張感も増していることは事実だと思いますけれども、一方で注目したいのが、
米中の特に軍ですね。そこがですね、対話のチャンネルをしっかりと
維持しようといることなんですね。中国と言うのはだいたい対立が起きるとですね、一方的にこの対話のチャンネルを切ろうとする。特に日本にそういう作戦をとるんですけども、今回の場合、VTRにあったように米中海軍のトップがテレビで会談を行ったり、あさってからはまさに当事者であるアメリカの太平洋司令官が中国を公式訪問するんですね。ですから、確かに南シナ海で何が起きているかというのは重要ですけれども、その裏で米中の駆け引きね。これも注目しないと諸々見誤ってしまうと。

金平:日本がどう対応するべきかなんですが、無条件にアメリカの作戦支持を言う前に、「頭を冷やせ」というか、「外交努力を冷静に続けよう」という基本を堅持するべきだ、と。宮本元大使も指摘されていたんですけど、むしろ、領有権問題を東南アジアの国々と一緒にどう解決していくかという根本問題について積極的に発言していくとかで、イニシアティブをとるというかね、そういうチャンスなんじゃないかとおっしゃっていましたけどね。米中対立を煽るような態度はもちろん論外ですけどもね。

<特集2 リード>
日下部:次です。視覚障害の「盲」、聴覚障害の「ろう」
ふたつの障害が重なった状態を「盲ろう」と呼びます。
得られる情報が極端に制限されるため、「情報障害者」とも言われる
盲ろうの人たち。中でも教育を必要とする子どもの場合は
大きな困難を伴います。盲ろうの子どもたち、その学びの現場を取材しました。

<特集2 受け>
金平:今のVTR見ていてね、盲ろうの子供たちの世界からもっと広がっていって、より根源的な問題というか、困難を抱える子供たちが自分の能力がまさに開かれてく瞬間。ああいうの見ると、教育というのは本来なんのために行われているんだろうなって、こういうことのために行われているんじゃないかってのをね、そういう気持ちがすごく深く広がっていったというか、神聖な気持ちになったっていうのが正直な気持ちですけどね。

小林:そうですよね。種子島の、さよちゃんもどういった大人になっていくのかなって、見守りたいきもちになりましたけども、取材した河北ディレクターの話によりますと、やはり担当している鹿児島盲学校の先生が自費で研修行ったから、専門家とつながったということなんですよね。そのもっとも教育を必要としている子供たちなのに、教師の熱意や偶然の出会いに頼っているという現状は、非常にもろくて一種危うい架け橋じゃないかとも感じましたけれどもね。

日下部:確かにね。わたしたち「報道特集」では過去4回にわたって盲ろうの人々を取り上げてですね。この盲ろうという重大な障害が法律でしっかり定義されていないこと、そのために教育の支援の整備が進まないこと。現場の悩みの声をね、紹介してきたんですけれども、いまだに盲ろう児童が日本にどこに何人いるかのその調査もさえ行われていないということでね。政府行政はあまりにも無関心ではないか、ぜひ現場の声に耳を傾けていただきたいなと思います。

小林:特集でした。この後はスポーツ上村さんです。

<エンディング>
「ロシア機墜落のニュースの続報」
小林:そして変わって現在の渋谷の様子をご覧いただいております。ハロウィーン当日の今日。週末ということもあって、すでに仮装した人たちで大混雑しています。警視庁は体制を強化していまして、警戒にあたっているような状況です。
金平:「報道特集」ではまた来週。



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