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金平茂紀
1977年 TBS入社。
社会部、「ニュースコープ」副編集長、モスクワ支局長、ワシントン支局長、ニュース23編集長を務め、2005年から報道局長、2008年からはアメリカ総局長として、アメリカを中心に取材を続ける。
2004年度「ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。

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#248 大川小学校の記憶

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あっという間に4月になってしまいました。アップデートが遅れてしまいました。とりあえず、きちんと記録を残すことが大切なので、3月19日放送のスタジオ部分を再録しておきますね。この回は僕はイラクで取材中でした。何だか随分昔の出来事のような気がしますが、つい最近のことなのですね。イラクにいてみられなかったのですが、大川小学校のことは今でも脳裏に焼き付いています。比較的早い時期に大川小学校の現場に取材に入ったのですが、斜面にずらりと並べられていた泥だらけのランドセルと、泥に埋まったままの教室内の無惨な姿が忘れられません。記憶の風化に抗することも報道の使命だと思います。TBCの佐々木さん、お疲れ様です。また、現場でお会いしましょうね。
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報道特集 3月19日OA
冒頭あいさつ  
日下部
こんばんは、報道特集です。金平キャスターは現在イラクで取材中です。
後ほど中継で少しだけ登場します。では、ニュースです。

CM2前 特集1振り
上村
特集は、アメリカ大統領選です。
 共和党で首位をひた走るトランプ氏。
 過激な発言に危機感が高まっています。

CM2明け イラクから金平中継  ※バックアップVTRあり
金平
私は今イラクに来ております。13年前のちょうど今日3月19日、アメリカはイラク戦争を開始しました。「イラクの自由作戦」と命名されたあの戦争がもたらした混迷は、今も日本を含む私たちの世界全体に拡がっています。言うまでもなく、イラクやシリアなどを拠点に拡大しているIS=イスラム国の脅威は、世界最大の不安定要因です。
(INSへ)
私が今取材をしている場所は、そのイラクにおいても特別に重要な意味を帯びている地域、クルド人自治区です。イラクのみならず、トルコやシリアなど世界各地に散在するクルド人の数は3000万人を超えているとも言われていますが、このイラクのクルド人自治区が今後、どのような道筋を歩むのかは、イラクの未来ばかりか、中東全体、ひいては今後の世界の動向にとって、決定的な影響をもたらすと言っても過言ではありません。
豊富で貴重な石油資源を背景に、近い将来の独立を視野に入れたクルド人自治区を中心にイラクの今を鋭意取材中です。
ここクルド人自治区の首都アルビルを見る限りは、ここが本当にイラクなのかと戸惑うばかりの繁栄ぶりですが、一方でここからわずか数時間、車で足を延ばせば、イスラム国との激しい戦闘が繰り広げられている地域があり、またシリア難民の数多く流れ込んできています。
(金平戻り)
国家をもたない世界最大の民族クルド人のイラク。
この取材の成果は、近く「報道特集」で皆さんにお伝えできると思います。
イラクからお伝えしました。




特集1リード
日下部
特集です。
アメリカ大統領選挙は今週、 中盤戦の山場を迎え
旋風を巻き起こしている共和党の実業家、トランプ氏が首位を独走しています。
指名獲得が現実味を帯びる中、トランプ氏の過激な発言に危機感が高まっています。

特集1受け 
上村
ここからはワシントン支局の緒方記者に聞きます。

日下部 (2画面)
緒方さん、トランプ氏への支持が広がる一方で、反対集会も起きて、
集会では衝突も伝えられているわけですけど、こうした状況をどうみていますか?
中継先:緒方記者
トランプ氏の支持者は保守的な白人がほとんどで、
その中でも低所得者層の人たちは急増するヒスパニック系などの住民に対して、
雇用が奪われるといった警戒感を抱いています。
そして、移民政策などをめぐってトランプ氏が批判を受ければ受けるほど
それに反発して支持を強くしている、というのが実情です。
一方これまで、トランプ氏の様々な問題発言に対して、大きな抗議行動が起こらなかったのは
トランプ氏がまさか本命の候補者として生き残るとは誰も考えていなかったからです。
特に共和党の幹部は「話題性だけの、いずれは消える候補」と高をくくっていたんですが、
気が付くと、期待していた主流派のブッシュ氏やルビオ氏は敗退し、
トランプ氏がトップを走っているのが現状です。
そして、共和党の中の力ではもはやトランプ氏の勢いを誰も止められないという危機感が
最近のトランプ氏への大規模な抗議行動につながっているんだと思います。


日下部 (2画面)
その共和党の候補者争いですけど、今後どのように展開していくと思われますか?
中継先:緒方記者
トランプ氏は共和党の指名獲得の一番近い位置にいるのは間違いありません。
これを阻止するにはトランプ氏への対抗馬を一本化するという方法があるんですが、
強硬派のクルーズ氏と穏健派のケーシック氏では支持層が全く異なるために、
これはなかなか難しいというのが実情です。
一方のトランプ氏も指名獲得には総代議員数の過半数が必要となりますが、
残る代議員の5割以上を獲得しなければならず、これもハードルが高いと言えます。
主流派内にはトランプ氏の過半数獲得を阻止して
予備選の結果の制約を受けない決選投票に持ち込んで、別の候補を選ぶという案まで浮上しています。
しかし、現実的な対応として主流派がトランプ氏を候補として認める代わりに
トランプ氏のほうも主流派に受け入れられるよう発言や政策の修正を行うべきという意見もあり、
共和党の候補者選びは混迷を深めています。


特集2リード
日下部
東日本大震災から5年。
児童ら84人が犠牲となった、宮城県石巻市の大川小学校をめぐっては
遺族が市を訴えた裁判が続くなど
当事者にとって決して 過去の出来事とはなっていません。
こうした中、小学校の校舎について市は 今月中に保存か解体かの結論を出すとしています。
あの日奇跡的に助かった 少年らの思いに迫りました。

特集2受け
上村
取材にあたったTBC東北放送の佐々木記者です。

日下部
大川小学校の校舎については石巻市の方は3月中に結論を出したいとしているんですけど、具体的にはいつぐらいになりそう?
佐々木
石巻市では「建物の傷みが進んでいることから、期限を決めて議論する」とこれまではしていて、
おそらく今月末ギリギリに結論を出すと見られます。
ただ、他の震災以降、例えば南三陸町の防災対策庁舎は、広島の原爆ドームの例に倣って、
20年間は保存して、その間に議論すると決めている例もあります。
石巻市が大川小学校の保存の是非を検討してきた期間は1年足らずで、
もっと時間をかけて議論すべきという疑問の声が住民などから多くあがっているというのも事実です。

上村
私も去年足を運んでみて、実際見たからこそ感じたこと、得たこと、たくさんあったんですけど、
地元の住民の皆さんの心境は複雑でしょうね?
佐々木
時間をもっとかけるべきだという方もいる一方で、
一日も早く解体してほしいという人もいらっしゃいます。
大川地区というのは元々のどかな地域で、誰も対立を望んでいない。
その中で意見が割れてしまっているという現状に多くの方が戸惑っていると感じます。
どんな意見の方もふるさとへの思いや悲劇を繰り返したくないという思い強くて、それだけに、
本当に難しい問題だと思います。

日下部
それにしても哲也君も そのみさんも
被災地以外の人にはなかなか想像できないような体験をした。
だけどVTRを見ていると、非常にたくましくかつ優しい若者に育ったなぁと思いました。
佐々木
哲也君は「体験を伝えなければ」という使命感から
これまで取材やシンポジウムなどの場面で体験を語り続けていて、
将来は「人の命を守る消防士になりたい」という夢を抱いています。
一方、そのみさんは取材のなかで「この5年は何かにつけて『震災があったからしょうがない』
というネガティブな思考に囚われがちになっていた」ということも語ってくれていたんですが、
今は故郷で映画を撮ることを夢見ています。
2人とも自分なりにあの日を未来につなげようとしていると感じます。


エンディング
(速報:トルコでテロ)



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