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日下部正樹
1985年 TBS入社。
政治部、香港支局長、北京支局長、外信部デスクなどを務め、2010年9月までは、ソウル支局長。

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アナログなのです その2

一回目に続きレコードの話です。

内田樹さんが著作の中で
本棚に並べられた書籍には
「他人から自分がこういう人間に思われたい」
という所有者の欲望が露出していると指摘されてます。

これはレコード棚にも当てはまると思います。
XugtQQJtdY.jpg
訪ねてきた客人に何気なくレコード棚のぞかせ、
僕はコルトレーンからレディオヘッド、
ドビュッシーからフェラ・クティまで
幅広いジャンルに触覚を伸ばし、
見かけよりアバンギャルドな側面を持つ
柔軟な知性の持ち主だぞと思われたいわけです。
(実際は持っているレコードの8割がロックですが・・・)
さらにコレクターとしての純粋な競争心から、
人と差をつけたいがために
様々な希少版や珍版にまで手を出してしまう。
HOY53TdBeF.jpg
たとえばこういう通し番号の
「ホワイトアルバム」にも手を出してしまうわけです。
(私の財力ではこの番号止まりです)

これはレコードと言うパッケージだから
出来ることですよね。
内田さんが書かれているように
iTunesに何万曲ダウンロードしてあっても
誰もすごいねとは言わないのです。

レコード集めの過程で強く感じるのが、
欧米の特にヨーロッパの人々の「頑固」さです。
日本ではCDの登場によって
80年代後半にあっという間にレコードが
音楽市場から姿を消しました。
かく言う僕もCDを初めて聞いてノイズが無いこと、
手入れが簡単なことに感銘を受けCDに飛びついた一人です。

一方、ヨーロッパには今も確固たる
アナログ愛好家がいて市場が存在します。
レコードプレーヤーなどハードはもちろん、
レコードの新譜も次々と出ています。
しかもジャケットなども相当凝っていて購買意欲をそそります。
jFc0ud4bFQ.jpg
日本でも頑張っているアーティストもいますが、
音質面でやや劣るかな・・・
tsgrYUwJyi.jpg
レコードがあらゆる面ですぐれているとは思いません。
音質面でCDの方がはるかに優れている
アルバムはいくらでもありますし、
ジョギングする時はダウンロードした音楽を
シャッフル機能を使って聞いています。
もともと一枚のアルバムが50分程度と言うのは
レコードという媒体の物理的な制限からくるもので、
ネット配信によりアーティストは
時間的な制約からは開放されたわけですね。
y4crZQesaE.jpg
ただヒプノシスやキーフなど
パッケージとしてのアルバム文化を支えた
カバーアーティストは出てこないかも知れません。
8AVnHyVNdP.jpg
「ジャケ買い」という言葉は死語となるのでしょうか。
「ジャケ買い」で何度も失敗もしたけれど、
         やはり寂しいですね。



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