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日下部正樹
1985年 TBS入社。
政治部、香港支局長、北京支局長、外信部デスクなどを務め、2010年9月までは、ソウル支局長。

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ロックは死んだ

何年ぶりのことでしょうか。
ロックのコンサートに行ってきました。
中学時代からの友人たちと一緒です。

コンサート会場への道すがら50過ぎの老朋友たちは
「年寄りは会場で浮くのではないか。」
「若者に白い目で見られたらどうしよう」
などなど不安な様子。
でもそんな思いは杞憂に終わりました。
会場に近づくにつれ、います。います。
若干くたびれたかつてのロック少年、
パンク少女達がたむろしているのです。
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コンサートは基本的に立ち見で、
開場とともに多くの人たちがステージの近くを陣取るのに対し、
我々はイス席のあるステージ後方を目指します。
かつてのように2時間も跳ね回っている自信は到底無いからです。
席を確保するとビールで喉を癒し、開演を待ちます。
なんだか昔の感覚が蘇ってきたような、胸が少しずつ高まります。

アーティストがアーティストだけに
肩透かしを食らわせられるのではないかとも思いましたが、
蓋を開ければ速球、ど真ん中の真剣勝負。
私も2時間半近くをほとんど立ったまま、
轟音の渦に身を任せていたのでした。
老朋友たちとも
「20年前に見た時より断然良かった。」という意見で一致。
アーティストもすっかり肥えて、
パンクムーブメント、そしてニューウェーブの
最前線にいた頃の面影はないけど、
それでもいいじゃない。
我々とほぼ同世代のアーティストの真剣勝負に
すっかり満足したのでした。
ExTYBp5CUU.jpg
村上春樹さんも触れていたと思いますが、
60歳過ぎてもサティスファクションを歌う
ミック・ジャガーを笑うことは私にも出来ません。

ロックというのは、かなり排他的に
ある特定の世代に属するものだと思います。
ロックという音楽スタイルは
今の若者にも引き継がれているけど
ロックを産み出し、育てた時代の空気は
引き継いだり、共有出来るものではありません。
そういう意味で何度も言われている通り、
ロックは死んだのかもしれません。
VqbaRqDamJ.jpg
しかしですね、
ミック・ジャガーやロバート・プラントや
ジョニー・ライドンが70歳過ぎても、
彼らのステージを見たいかと言われると・・・

なかなか複雑な気持ちになります・・・



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