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日下部正樹
1985年 TBS入社。
政治部、香港支局長、北京支局長、外信部デスクなどを務め、2010年9月までは、ソウル支局長。

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聖なる山とハイヒール 

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長年の願いが叶って
白頭山に登って来ました。
北朝鮮と中国の国境にある
標高2744メートルの
白頭山には中国側からなら
比較的簡単に登頂する事ができます。

どこまでも白い山ー
かつて麓に暮していた女真族は
白頭山をこう呼んだそうです。
中国名・長白山は
女真族の呼称から転じたものです。
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今回、天候にも恵まれ、
なかなかお目にかかれないと言う
山の全貌を望むことが出来ました。
そして何故、女真族の人々が
山をこう名付けたのか納得がゆきました。
穏やかに長く広がるすその。
夏季を除けば雪を戴く
尾根が長く続くことでしょう。
個人的には長白山の方がしっくり来るのですが、
今回は日本で定着している
白頭山の名でこの山を呼ぶことにしましょう。
UKXLQ731h0.jpg
長いこと白頭山は周辺に暮らす人々から
聖なる山と崇められてきました。
北朝鮮が革命の聖地と
位置付けていることは有名ですが、
韓国を含めた朝鮮民族の
成り立ちを伝える神話の舞台が白頭山です。
また女真族の末裔にあたる
満洲族も民族発祥の地としており、
清朝は入山を禁じていたそうです。
3VdsE3FDmz.jpg
そんな神聖な地に足を踏み入れるのだと
山門を通過する時も
どことなく背筋が伸びる思いがしたものです。

ところが山頂周辺は
神聖どころか喧騒の地でありました。
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中国側の最も一般的な登山ルートは
標高1700メートルで
専用のミニバスや4輪駆動車に乗り換えて
1000メートル近くを
一気に駆け上るのですが・・・

これが怖い。
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つづら折れの坂道を
けたたましくタイヤを軋ませて登ってゆく。
激しく左右に体が揺れます。
カーブの度に見える切り立った崖と谷底。
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ゆっくり行って下さい!
なんて言っても全く無視。
専用の車両に限りがあるので
観光客をさばくために
スピードを緩めることなど
全く頭に無いようです。
まさに絶叫マシーンのような20分間。

大切な人は絶対乗せたくない乗り物です。
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さて、山頂は白頭ならぬ黒山の人だかり。
なまりのある北京語から
閩南語、上海語、広東語
中国各地の方言が飛び交っています。
山頂付近はカルデラ湖・天池を見下ろす
切り立った崖なのですが、
中国の観光客は安全柵を超えて
崖っぷちまで行って記念撮影をしています。
強風など物ともしません。
私もせっかくだからと思い
崖の先端までおそるおそる近づき
記念撮影を強行しますが・・・
GmG08V3EKZ.jpg
笑顔が引きつってます。
足が踏ん張っています。
ところがそんな時も中国人観光客は
私のそばでキャーキャー言って飛び跳ねています。
よく見るとハイヒール履いているおばさんがいる!!
冗談じゃない!
おばさんがコケて
それに巻き込まれて死ぬは
絶対嫌だと思いました。
Y3XCaU34vl.jpg
中国は白頭山に内外から
観光客を集めたいようですが、
日本人を呼ぶには
安全運転の徹底と安全柵の増設が
絶対必要だと思いました。

まあ素晴らしい所に間違いないのですがね・・・
3g6eeDwVN8.jpg
さて、私のブログも
すっかり中華ブログと化してしまいましたが、
次回も白頭山の旅が続きます。



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