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日下部正樹
1985年 TBS入社。
政治部、香港支局長、北京支局長、外信部デスクなどを務め、2010年9月までは、ソウル支局長。

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30㎝×30㎝ アメリカ編

我が家のレコード棚をざっと見ただけで
誰でも私の音楽的嗜好が判ります。
並んでいるのは
英国系ミュージシャンのものが55%。
米国系が25%。日本系10%。
その他10%と言ったところでしょうか。
完全にブリティッシュロックに偏ってます。
decQOAuDqH.jpg
中学生でロックを聞き始めたとき、
大人のロック通の人たちは
オールマンブラザーズバンドとか
リトルフィートとかザ・バンドとか
聞いていましたね。
そうした人たちのスタイルは
ネルシャツにリーバイス、
トニーラマのブーツかなんか履いて
格好良かったし、
「レイドバック」というか
昼間からバドワイザー片手に
音楽聞いてるみたいなライフスタイルに
子供なりにあこがれていました。
7xnVx06pAE.jpg
一方、英国系聞いてる人は
えらい長髪にパンタロンスーツ、
足元はロンドンブーツでした。
なんかガリガリの人が多くて
坊主頭の柔道少年だった
私からみると喧嘩弱そうな人ばかりでした。
K2Jfduv2XT.jpg
それでも音楽的にはイギリスなんですね。
アメリカンロックは
屈折したところが無いというか、
乾いたストレートなサウンドは
子供の耳には少し退屈でした。

そんな音楽を反映するかのように
アルバムジャケットも英国に比べて
ひねりとかウィットに
かけているような気がして
これだというものが少ないですね。

そんな中で一押しがこれです。
It's a Beautiful Day
MfE7izoYLK.jpg
ジャケットもいいが音楽もいい。
しかも凄くアメリカ臭い。
でもどこか影がある。
このアルバムは状態のいいものを探して
何枚も買い直しました。
米盤のジャケットは英盤に比べ
紙質が固く厚いので擦れやすいのです。
OVhDcbvr4v.jpg
アメリカンロックは
屈折が無いと書きましたが
それはあくまでメインストリームの話で
巨大なアメリカ音楽界には
様々な才能がいます。
異才中の異才。フランク・ザッパ
Weasels Ripped My Fresh
BXU4O90k04.jpg
能天気なアメリカンコミックを
使ったところがザッパ流の屈折ですね。
生理的な不快さを突くというか
気持ちを逆立てるような
挑発的なジャケットです。
c9DUrs6NjK.jpg
私はこのカバーを見るたびに
歯ぎしりしたいような気分に駆られます。
描いたのはネオン・パーク13世という
妙な名前の画家です。

そしてネオン・パーク13世と言えば
リトルフィート。
Sailin Shoesはネオン・パーク13世との
出会いのアルバムです。
PsdrZcxQ1Y.jpg
リトルフィートは玄人受けする
いかにもアメリカンバンドらしい
音を鳴らすのですが、
私にはネオン・パーク13世の描く世界との
ギャップがどうしても埋められないのです。

ネオン・パーク13世ほど
有名じゃありませんが、
ゲイル・コリンズという
女性イラストレイターがいます。
ハードロックバンド、
マウンテンのジャケットを
手掛けているのが彼女です。
NG6dY7hRFU.jpg
マウンテンのベーシストで
あのクリームの
プロデューサーとして知られる
フィリックス・パッパラルディは
彼女の夫でした。
「でした。」と過去形で書いたのは
1983年、
彼は妻のゲイル・コリンズに
射殺されたからです。
当時、マウンテンは
全く聞いていませんでしたが、
このニュースに
ショックを受けたことを
覚えています。
GXa6iIqVkj.jpg
アメリカンロックの中でも
私のとって比較的入りやすいのは
ニューヨークの
アンダーグランドシーン出身の
ミュージシャンたちです。
ジャケットはルー・リードや
パティ・スミス、ラモーンズにしても
ポートレイト中心の
シンプルなものが多いですよね。
それこそ擦り切れるほど聞いた
テレビジョンのMarquee Moon。
cYZKcj_9PE.jpg
ほかにもトーキングヘッズとか
結構好きなジャケットはあるのですが、
総じてアメリカにはイギリス比べ
凝ったジャケットが少ないように思われます。
もちろんアリスクーパーのように
アルバムに紙製パンティーをはかせるという
とんでもないアルバムもありますがね。
ジャケットも作品ととらえるのか
単なる入れ物ととらえるのか、
ミュージシャン重視か、ビジネス重視か
米英音楽業界のロックミュージックに対する
スタンスの違いなのでしょうかね。



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