伝える、つながる、会いにいく。それは…いいことだろう?② ― 河尻亨一

●おら、こんなムラいやだ ((((;゚Д゚))))

 そう言えば内田樹氏が最近のブログに、「今ネット上に氾濫している言葉のマジョリティは見知らぬ他人の心身の耗弱をめざすために発信される“呪い”の言葉である」と書いていたが、どうなんだろう? それはさっきのブーイングみたいなものをさすのか? 僕の周りではそんな呪いの言葉はあまり見かけないのだが(探さない限り)。

 ネットワーキングの世界はいい意味…



伝える、つながる、会いにいく。それは…いいことだろう?① ― 河尻亨一

●2011年は終われない?

 振り返ってみて、歴史に残る一年だったんだと思う。国内の地震、原発はもとより、世界に目を向けてもアラブの春、ロシアの冬、その他のデモ、ビン・ラディン、カダフィ、金正日という“ヒール”たちの退場。スティーブ・ジョブズや時代を築いたたくさんの人々の死。欧州の金融不安。タイの洪水。大阪の選挙。名称から「広告」の2文字が取れたカンヌクリエイティブ祭etc。

 21世紀の扉が…



「人間はボートを漕ぐように背中から未来に入っていく」―重延浩氏の「テレビジョンは『状況の時代』である」を読む―前川英樹

一時、ベンヤミンに魅かれたことがあった。
「パサージュ論」などを買ってみたが、今でもまだ書架に飾った状態のままになっていて、老後の楽しみといったところだ・・・もう、老後だけど。
で、「複製時代の芸術作品」や「歴史哲学テーゼ」など読み齧りながらふと頭に浮かんだのが、このフレーズだった。「人間はボートを漕ぐように背中から未来に入っていく」
結構良いフレーズで、ひょっとしたらベンヤミンがどこかに書いたの…



「フェア・ゲーム」が映し出す米国的ジャーナリズムとは

 2011年12月14日、米国大統領がイラク戦争にようやく終結宣言を出した。戦争が始まったのは2003年3月だから約9年ぶりのことだ。

その開戦より1年前の2002年2月、私はあの国の首都にいた。前年の9月11日に起こされた同時多発テロ以降の、暗く、陰鬱で、深刻な空気がまだ米国の街々を覆っていた。テロを起こしたアルカイダと、それをかくまうアフガニスタンのタリバン政権に対する米軍の軍事力行使は一区…


「マーライオンが見つめる先」 - 鈴木宏治

Merlion’s Tree

 志村一隆さんの「余人を以て代え難いシンガポール」の中で、「1ヶ月後に又、おいで。風景がいまと全然違うからと」とふれられていた。その12月のシンガポールに先週仕事で訪れた。志村さんのブログを読んだのも、まさにその際、滞在したホテルの一室であった。
 シンガポールには仕事で訪れること度々であるが、回数を重ねるにつれ大概は慌ただしく時間を過ごすことに慣れてしまっていた。…