最近の記事

カレンダー

<<   2019年12月   >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このブログで使用したタグ

「地域図のススメ」 ― 木原 毅

シンガポール。この国の最新情報に関しての志村さんの指摘は、「日本はアジアか」という、ひょっとすれば「日本テクノロジーガラパゴス説」につながるかもしれない、古くてなお現実的な命題を喚起しれくれた。
ソフトバンクのCMのせいもあって、いま旅行誌や女性誌でもっとも泊まりたいホテルのひとつがシンガポールのマリナ・ベイ・サンズだそう。あのCMを見て、屋上のプールはどんな仕掛けになっているのか、どんなところに…



東北で考えたこと - 木原毅

 まず最初に向かったのは仙台空港だった。国際線の一部(北京便)を除いて全便が運行されており、ターミナルビル内の賑わいぶりは、これが津波が押し寄せ泥まみれになったあの空港とは思えない。福岡行きや札幌行きの登場案内が流れ経済拠点の機能が復活していることがうかがい知れる。
 屋上の展望テラスに上がる。東西南北にテラスから見える風景写真が貼り付けられている。震災まえのものだ。昼過ぎとはいえ氷雨で空は暗いな…


セミナーを聞いてちょっと連想したことなど ― 木原毅

メディア総研セミナーが終わった。期待のセッションの冒頭で河尻さんが、『ソーシャルメディア』という言い方はおかしい。ソーシャルネットワークをメディアとして捉える感覚が、かえって構造を見えにくくしているのでは、と刺激的な発言が飛び出し、なかなかエキサイティング。90分があっという間だった。

ところで、全くの余談になってしまうが、河尻さんがセミナー中に紹介したカンヌでのフィルム部門グランプリ作品を観て…



「マイ・バック・ページ」を読んでびっくりしたこと~あやとりの妙 ― 木原毅

読むきかっけを逃してしまった本というのがあって、最近ではまさに『マイ・バック・ページ』がそれだった。前川せんぱいの「重くて切ない時代だった」という言葉に惹かれて、思わずアマゾンに注文した次第。
僕は川本さんより一世代若いし、時代を共有していたとは言い難いが、青春の苦さ切なさは普遍的で心を打つ。それゆえに今年映画化されたのだろう。一気に読んでしまった。
 
驚いたのは冒頭に樹村みのりのコミックスから…



「フツーの感覚とメディア」 ― 木原 毅

 山脇ポストのあやとりから始めよう。たしかに『あさイチ』の従来の(NHK)テレビの文法を壊すようなスタイルが面白い。去年の春、8時ちょうどに『連続テレビ小説』、15分から『アサいち』という大改編に踏み出してまもなく、(当初は編成を定着させることをかなり意識したものと思われるが)MCをつとめる出演者たちが前番組である連ドラ『ゲゲゲの女房』の感想を言い合ってスタートする、というオープニングを何回か見せ…



「ゴッホ展とジャーナリズムの方法」 ― 木原 毅

 志村さんのポストに載せられた画がきっかけで、10年前の春、僕もシカゴ美術館に行ったことを思い出した。シカゴは経由地でケンブリッジにいる友人を訪ねるのがいちばんの目的だったが、機会があって成田からシカゴ経由でロンドンと、まさに今回の志村さんとは逆のコースをたどった。東まわりなので時差調整もかねて、荷物をホテルに置くや美術館に繰り出した。

 そこでまさにゴッホの『アルルの寝室』を見て、妙に落ち着か…



「CMに感じた『ソーシャル』の日本的土壌」 木原 毅

6月2日、ギャラクシー賞の贈呈式が都内のホテルで開催された。ギャラクシー賞は今年で48回目、放送批評懇談会が優れた放送番組や制作者、個人に与える賞で、このブログでも取り上げられた「ソーシャルメディア時代の放送」というシンポジウム(1)の勧進元でもある。 

賞には、テレビ、ラジオ、報道活動、CMの4部門があり、それぞれ大賞、優秀賞、選奨が選ばれ受賞者が顕彰されることになっている。
 今回の各賞…



松葉杖で体験した大地震の2日間 ― 木原毅

自業自得とはいえ、まさにひと月まえの2月11日、スキーで左足下腿部骨折。スキー場の麓にある諏訪中央病院に入院、手術を受けて東京に戻ってきたのが2月末のこと。松葉杖で業務に復帰中に起こったのが今回の大地震だった。

3月11日
赤坂6丁目のオフィス(5階建ての2階)でかなりの揺れを感じる。その長さから、これは
数日前から不安定だった三陸沖か、ひょっとしたら東南海か、と思いつつTVの速報画面では震度6…



「娯楽と実験性の両立と、絶えざる更新~テレビのひとつの使命を考える」 ― 木原毅

テレビの「リアル」とは何か。刺激的な設問ですね。
そのまえに、まず、JAZZ的なものとは何か、僕なりの解釈です。萩元晴彦さん、村木良彦さん、今野勉さんらが「テレビはJAZZである」と提示した頃、JAZZは革新的になろうとしていました。
ジョン・コルトレーンやマイルス・ディビスが、わざと破調させてみる、それをドラムやベースがどう拾って合奏を作ってゆくか。いまなら当たり前のことになっている即興性の高い…



「ジャスミン」革命で思うこと ― 木原毅

 チュニジアの政変(すでにジャスミン革命という呼び名が生まれています)では、フェイスブックやツイッターによる市民デモ参加の呼びかけ政権崩壊の一助となった、と日本の各メディアも報じています。
 これも「ウィキリークス問題」と同じように「グーグル的なもの」と「反グーグル的なもの」の空隙に生じた「虚数」のようなものが作用していたのではないでしょうか(と前川さんの指摘を拡大解釈しています)。

 チュニジ…