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投げっぷりが、良かった。 36608人の観衆が、 1球ごとに沸いていた。 5回、打者22人。 被安打6、四球3、自責2。 盗塁2、奪三振2。 この日の86球に、 大谷投手のすべてが つまっていた。 まず、プロのスタート。 記念の1球目は、 152kmのストレート。 前日、初球については 「今まで自分がやってきて、一番自信のあるボールで。」と、 まっすぐを選んだ。 先頭のミレッジには 内野安打・盗塁を許し、 上田が犠打で、いきなりピンチ。 1アウト3塁で、岩村。 4球ストレート勝負! 2球目の空振りは、156km! 結果、ファーストゴロから、 バックホームでゲッツー。 ゼロに抑える! この回、 ミレッジ、上田、岩村に 10球すべて、まっすぐ。 しかも、すべてが、 150kmを超えるボール。 大器の片鱗を早速、見せた。 2回以降は、 スライダーも使いはじめるが、 基本はストレートで攻める。 球種で言えば、 カーブとチェンジアップも持つが、 カーブ1球。チェンジはゼロ。 86球中、66球がストレート。 割合でいうと77%。 最速は、157kmで、156kmも2回あった。 ランナーを出すと、ボールが先行し、 球速が、5kmくらい落ちたり、 モーションを盗まれているシーンも。 ただ、栗山監督は、 細かい部分を気にするよりも、 「自分の持っているものを、出し切れたとなってくれればいい。」 「翔平自身が 課題でも、きっかけでも、自信でも、 何でも掴んで、前に進んでほしい。」 試合後、大谷本人は 冷静に投球を振り返りながら、 「本当に、楽しかった。」 二刀流。 いまだかつてない道を選んだ スーパールーキー。 純粋に 「また、見たい!」と 心から思える投手だった。