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宮崎キャンプ 3チーム目は 埼玉西武ライオンズ。 今年の西武の投手陣は 右投手26人に対して 左投手は、わずか10人。 守護神も務めていた左腕 高橋朋己は手術明けで 復帰はまだ先です。 貴重な左腕の中で 注目したのは 背番号29の小石。 まず、目に留まったのは 早出練習に入る前の 小石の、ある行動でした。 朝8時過ぎの室内練習場。 トレーニングルームの 入り口での出来事です。 散らかっていた トレーニングルーム前の 選手達の靴を、揃え始めたのです。 他に選手もおらず報道陣も僕だけ。 その行いをひけらかすわけでなく、 当たり前のように、自然に整然と。 それから黙々とトレーニング。 終わった頃に聞いてみました。 「いつも他の選手の靴まで揃えるんですか?」 「はい。 僕が最初に到着しましたし 汚いの嫌なんです(笑)」と。 こんな野球選手が プロの世界にいるんだと 清々しさと同時に感動を覚えました。 たまたまこの日は 小石投手のお姉さんが激励に 訪れていたのでお話を伺ってみると。 「昔からそうでした。 両親が共働きだったので 自分のことは自分でやるように」とのこと。 それをプロ野球選手になった今 チームメートの分まで 気を配るという、心遣いの人。 取材する立場の僕が言うのも おかしいかもしれませんが、 一気にファンになりました。 昨年は自己最多の 50試合に登板して チームを支えました。 「今年も昨年と 同じくらいは投げること」と 奮闘を誓います。 さて、肝心の状態はと言うと 前日に2イニング投げて無失点。 しかし、3つの四球。 この日も 予定にはなかったそうですが 2日連続の紅白戦登板。 結果は、1回無安打無失点! しかし、課題の四球が1つ。 それでも、一歩一歩前進です。 一方、右投手では ブルペン投球を行った 大石達也に期待です。 昨年は自己最多に あと1試合となる36試合に登板。 防御率1・71をマーク。 柔らかな投球フォームから 放たれる鋭い球は しっかり制球されていました。 昨年は5月に 小石・大石のリレーが 1007日ぶりに実現。 今年、2人の競演で 西武が、上位進出を果たせるか。 左右の「石」コンビに注目です!