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今シーズンのプロ野球は ソフトバンクが日本一に輝き、 幕を閉じました。 日本シリーズ開幕前には TBSでは未来のスターの出発点。 ドラフト会議の中継もありました。 時代とともに ドラフトの方式や スタイルも変わってきていますが・・・ ドラフト会議の日が 夢の始まりであることに 変わりはありません。 それと同時に、 夢の大きさや広がりは 無限大であること。 夢が、人生を形作る 大切なものなのだということを 毎年、感じさせてくれます。 そしてそこには 悲喜こもごもの語りつくせぬ 家族や友との物語があります。 今年、僕は、 岐阜県大垣市にある 岐阜経済大学からの中継でした。 物語の主人公は、 埼玉西武に5順目指名された サブマリン・與座海人投手。 今年、野球部創部50年にして 初めての全国大会出場に導き ベスト8まで駆け上がりました。 大学1年生の時に 與座投手は野球部の友を 交通事故で亡くしました。 亡くなった中野投手の 背番号「15」を帽子に刻んで ともに戦ってきた4年間。 プロになっても それを続けたいと 話していました。 そして、 「どんなプロ野球選手になりたいですか」と 聞いてみると・・・ 具体的な投手像ではなく、 「息の長い、皆さんに愛される選手に。」 と、謙虚に語っていました。 その時、僕は、 プロの世界に 真摯な姿勢で臨みたいのだな。 そんな風に 感じただけでした。 でも、今になって。 それは、少しでも長く 「中野の夢でもあった舞台」で戦う、 という強い決意の表れだったのかもしれない、と。 VTRを見返してみると 亡くなった中野投手のお母さんは 「息子を重ねて見ている・・・」 「一年でも長く、一日でも長く 野球に携わって欲しい」と おっしゃていました。 與座投手に聞きそびれてしまったから それが理由だったのかは分かりません。 でも、そうなのだと、思います。 「息の長い選手になりたい」 それは、亡くなった友と、 そのご両親に捧げるメッセージだと。 いつか、また 西武ドームで会った時に 與座投手に聞いてみたいと思います。 清宮ドラフトに沸いた 2017年ドラフト会議。 そこには、それぞれの夢がありました。